2006.02.24 Fri
一福のいちご大福
「一福」という和菓子さんは、職人のこだわりを感じるものづくりが徹底していて、僕を含め地元でもファンが多いお店だと思います。一つ一つの商品から接客、お店のデザインまでなかなかいい感じです。そのお店が作るいちご大福という事で、僕はとても期待していました。




いざ食べてみますと、全体のハーモニー感が少し足りない印象。粒あんの香りと小豆の皮の食感が、いちごのデリケートな香りと舌触りに貢献していない感じ。餅、粒あん、いちご、各アイテムはそれぞれ逸品なのですが。やはり、いちごには白あん、しかも粒のない滑らかなこしあんタイプがあうのでは?と思われます。

餅と粒あんの所だけを食べると何とも言えない美味しさなので、今度はこのお店の豆大福などを味わってみたいと思います。美味しいお茶と一緒にね。
《2回目》
そう思ってエントリーするのも忘れていたら、しばらくたって来客があり、手みやげにこの一福のいちご大福をいただいてしまいました。「もう一度食べてみよ!」という神のお告げなのでしょうか?
1回目の先入観を取り払って、真剣にいただきました。すると今度は印象がかなり変わってしまったのです。何だかとても美味しい。「え、どうして?」何がそう思わせるのか、考えてみました。おそらく1回目は「いちご大福は白あんでなきゃ!」という固定観念があったため、食べる前から批判的な態度だったのではないかと思われます。ところが2回目はいちごと粒あんとの相性に慣れてきて、その組み合わせを素直に味わう余裕が出てきたのではないかと推測されます。
一福のいちご大福は、いちごの味と香りがとても濃い。色も中まで赤い。そういったエネルギーの強いいちごに対しては、白あんじゃなくて小豆の粒あんでも負けずにハーモニーが生まれる事が分かりました。ただし一福の粒あんは、甘さ控えめで小豆本来の香りが生きていて、小豆の皮がとても柔らかく全体に品があるので、何とかバランスするのだと思います。つまり、これは白あんを組み合わせるよりも高等技術なのではないかと思うのです。
次の写真は2回目のものなんですが、撮影したカメラが違うためはっきりした事は言えませんが、心なしかいちごの色が濃く、中心の方まで赤いような気がしますね。それも味に影響しているかもしれません。

味わいを再確認してみましょう。全体を包む柔らかくて弾力に富むふくよかな餅は、フェティッシュな色気に満ちています。その餅と甘酸っぱくて濃い風味のいちご、そして上品な粒あんが醸し出す予想外のハーモニー。味覚の帯域としては全体にアンダートーンで大人の雰囲気を漂わせます。
…技あり!です。
白あんではなく小豆の粒あんを選んだのは、職人としての意図的挑戦である!とまで言ってしまうと、僕の妄想になるかもしれないですが。
餅:白くてふわふわのやわらかさ。耳たぶのようなやわらかい感触。色気があります。
いちご:ギュッと詰まった強い風味。ジューシーで味が濃く美味しい。
粒あん:小豆の香りが生きていて、微妙な甘さと柔らかい食感。品があります。
和菓子処
峠の茶屋「一福(いっぷく)」
高知県高知市横浜新町3丁目113
Tel 088-842-8882

餅と粒あんの所だけを食べると何とも言えない美味しさなので、今度はこのお店の豆大福などを味わってみたいと思います。美味しいお茶と一緒にね。
《2回目》
そう思ってエントリーするのも忘れていたら、しばらくたって来客があり、手みやげにこの一福のいちご大福をいただいてしまいました。「もう一度食べてみよ!」という神のお告げなのでしょうか?
1回目の先入観を取り払って、真剣にいただきました。すると今度は印象がかなり変わってしまったのです。何だかとても美味しい。「え、どうして?」何がそう思わせるのか、考えてみました。おそらく1回目は「いちご大福は白あんでなきゃ!」という固定観念があったため、食べる前から批判的な態度だったのではないかと思われます。ところが2回目はいちごと粒あんとの相性に慣れてきて、その組み合わせを素直に味わう余裕が出てきたのではないかと推測されます。
一福のいちご大福は、いちごの味と香りがとても濃い。色も中まで赤い。そういったエネルギーの強いいちごに対しては、白あんじゃなくて小豆の粒あんでも負けずにハーモニーが生まれる事が分かりました。ただし一福の粒あんは、甘さ控えめで小豆本来の香りが生きていて、小豆の皮がとても柔らかく全体に品があるので、何とかバランスするのだと思います。つまり、これは白あんを組み合わせるよりも高等技術なのではないかと思うのです。
次の写真は2回目のものなんですが、撮影したカメラが違うためはっきりした事は言えませんが、心なしかいちごの色が濃く、中心の方まで赤いような気がしますね。それも味に影響しているかもしれません。

味わいを再確認してみましょう。全体を包む柔らかくて弾力に富むふくよかな餅は、フェティッシュな色気に満ちています。その餅と甘酸っぱくて濃い風味のいちご、そして上品な粒あんが醸し出す予想外のハーモニー。味覚の帯域としては全体にアンダートーンで大人の雰囲気を漂わせます。
…技あり!です。
白あんではなく小豆の粒あんを選んだのは、職人としての意図的挑戦である!とまで言ってしまうと、僕の妄想になるかもしれないですが。
餅:白くてふわふわのやわらかさ。耳たぶのようなやわらかい感触。色気があります。
いちご:ギュッと詰まった強い風味。ジューシーで味が濃く美味しい。
粒あん:小豆の香りが生きていて、微妙な甘さと柔らかい食感。品があります。
和菓子処
峠の茶屋「一福(いっぷく)」
高知県高知市横浜新町3丁目113
Tel 088-842-8882
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