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樂(らく)のラーメン

高知でかなり気に入っているラーメン屋の一つに、「樂(らく)」があります。徳島ラーメンの店として紹介される事が多く、店内に貼っている説明POPにも「徳島風中華そば」と書かれています。でも、本場の徳島ラーメンを食べた事がない僕が言うのも何なのですが、ここのラーメンはそういったカテゴライズから一歩抜け出た創作料理の域に入っているのではないかと思うんです。「徳島ラーメン」という「型」を演じつつも、独自の世界を構築しているというか。


「樂」のラーメンには、もやしとネギ、海苔とチャーシューがトッピングされています。スープは醤油系の色ですが透き通ってなくて、味噌のように濁っています。麺は中〜中太のストレート、やや黄みがかっています。ここまでは良く見かけるような普通のラーメンの佇まいですね。

樂の徳島ラーメン

さて、スープを口にすると「んん?」と思うはずです。いわゆるラーメンっぽいスープではなくて、何て言うのかな、デミグラスっぽい風味なので、何となくフレンチ系のスープのような印象です。まったりとしていて、複雑で濃厚な味わいです。とろっとしていて濃い色の見た目から、しょっぱいかな?と思いますが、塩味は控えめです。このスープ、全体が渾然一体としているので、僕レベルの舌と頭では要素を分析できなくて、何系の出汁かさえ分かりません。ただ、とても贅沢で良い素材を高度な技で煮込んでいる感じがします。スープを飲み込んだ後は、スッと溶けるように後味がさっぱりするので、味と香りの余韻を分析するという事が難しいです。う〜ん、美味なり。

まったりとろり系スープと絡む麺、その他のトッピングとの調和はバッチリです。特にチャーシューはあっさりした味付けで肉本来の風味が生かされており、とろりと柔らかくて美味しい。これだけで一皿料理ができますね、充分。

樂の徳島ラーメン2

僕的発想の転換で言うと、見た目はラーメン、口の中はフレンチという事で、見方を変えればこれは日本の徳島ラーメンをモチーフにしたフランス料理の一皿とも呼べるのではないでしょうか?…って、ちょっと暴走かσ(^_^;)

そんな風に頭の中はいろんな想像が駆け巡り、舌と胃袋はとても満足します。だから食べて何週間かすると「樂」のラーメンのイメージが何度も浮かんでくるようになります。でもまったりして複雑濃厚なスープの味はディテールがなかなか思い出せなくて、美味しかったという強い印象だけは思い出せるので、どうしてもまた行って味わいたくなるのです。そうやってクセになる味なんですね、「樂」のラーメンは。

あ、ちなみに僕はこのようにリピートしておりますが、ごくまれに人によっては受けつけないていう場合もあるようです。結構、マニアックで個性的なラーメンなのかもしれません。ですから初めて食べる時は、その事を念頭において味わっていただきたいと思います。

中華そば「樂」
高知市一宮22-2 清遠ビル1F
TEL 088-846-5700

Hi-Six M-Style『この店のこれ』
↑地元のFM局のグルメレポートが参考になります。ご主人は元フレンチのシェフだったんですね。スープがデミグラスを連想させるのはその影響か?

| 高知のラーメン | 02:13 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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